*

富良野の語源、フラヌイの意味

公開日: : 富良野の話題

富良野の風景には欠かせない十勝岳連峰ですが、富良野の語源に活火山である十勝岳が大きく関わっています。
富良野の語源はアイヌ語の「フーラヌイ」からきていて「臭くにおう泥土」を意味します。活火山である十勝岳から流れ出る川の水が硫黄臭く、この一帯が泥炭(でいたん)地帯であったことからきています。
泥炭は強酸性であり水はけも悪いことから農業にとってはまったく不向きです。したがって「富む良い野」とは正反対の言葉になります。現在では北海道でも有数の穀倉地帯となっていますが、客土や排水工事など先人の開拓の苦労があって本当の意味での「富む良い野」になったことは忘れてはなりません。

因みに美瑛の語源「ピイェ」は「油ぎった」という意味で、やはり十勝岳から流れる川に由来し、美しいとはかけ離れた語源です。

富良野や美瑛に対するイメージのかなり大きな部分に、この語感が関わっているように思います。特に富良野の「野」という字と美瑛の「美」という字の持つ言葉の響きがプラスのイメージとして作用しているでしょう。婦裸悩(ふらの)とか鼻影(びえい)とかだったら決して今日のような観光地になることはなかったでしょう。

関連記事

観光客軽視の日の出公園駐車場

昨日(7月12日)の日曜は日の出公園と富田ファームへ行ってきました。百枚ほど写真を撮ってきましたが改

記事を読む

マルシェとカンパーナとついでに花畑

全国的に「今日も寒いね」が合言葉となっているかと思いますが、富良野の今日は雪がチラホラ。ほんとに今年

記事を読む

富田さんでスウィーツ

立春を過ぎると暦の上では春、という言い方をよく耳にしますが、富良野はまだまだ真冬の真っ只中。20℃を

記事を読む

no image

農村TKBBに2億拠出に異議

タイトルに文字数の制限は無いのですが、1行で見やすくと思ったら意味不明となってしまいました。「農村地

記事を読む

no image

国勢調査に見る富良野の人口

今回はそれほど面白くもない話題。昨年行われた国勢調査の速報値が出ましたので、市町村別人口をもとに、富

記事を読む

News

サイトリニューアルを行っております。ご迷惑をおかけしております。
no image
ラベンダー園最新リポート(18/07/13)

2018.07.13

西日本における豪雨による水害で被災された方々にお見舞い申

no image
ラベンダー園最新リポート(17/08/04)

2017.08.04

8月に入り多くのラベンダー畑では見頃を過ぎ、刈り取りを待

no image
ラベンダー園最新リポート(17/07/28)

2017.07.28

ラベンダーシーズンは最終盤を迎えています。7月上旬から中


    • 2005年4月1日カウント開始日:
    • 32今日の訪問者数:
    • 117昨日の訪問者数:
    • 4380706総訪問者数:
  • お名前 (必須)

    メールアドレス (必須)

    メッセージ本文

    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • Pocket
    • follow us in feedly
ページ上部へ戻る