ラベンダー園最新リポート（16/07/29）

本日は午前中にまとまった雨がありました。ラベンダーの見ごろは積算温度を重ねることでなだらかにピークを迎えますが、ピークを過ぎた後の見ごろの度合いは、雨に当たるたびにガクンガクンと下がる印象です。

一週間に一度更新している本リポートでは、先週が見ごろの度合いのピークでしたが、このピークは今回の雨が降る直前、27日までは維持していました。見ごろのピークを迎えるまではほぼ毎年同じような経過を辿りますが、ピークを過ぎるタイミングは雨の降り方が大きく影響しますので年によって違い、今年はまだ楽しめた方だと思います。

ファーム富田。遅咲きは早咲きと比べると花穂が長く茎が細いため、雨に当たると倒れやすい傾向があり、見ごろの度合いを落とす原因となります。ただ雨に当たって刺激を受けるのか、においは強いような気がします。思い込みかもしれませんが。

ファーム富田のラバンジン。ラバンジンは一般的にラベンダーより株張りが大きく、開花が遅い傾向にあります。ラバンジンで代表的な品種はグロッソですが、富田さんで植えているのは違う品種のようです。

ファーム富田・彩りの畑。こちらも見ごろのピークは過ぎました。先週は朝から大勢の方がいましたが、今朝は7時というのに誰一人いませんでした。

中富良野町営ラベンダー園。秋にかけては一年草の花々が主役となります。

上富良野町・日の出公園。来シーズンは周回道路ができてどのような人と車の流れになるでしょうか。

ファーム富田・ラベンダーイースト。早咲きは刈り取りがほぼ終わっていて、順次遅咲きも刈り取りが進められるでしょう。売店の営業はいつまでかと思ってサイトを見たら27日で終了となっていました。開業当初はお盆頃まで開けていましたが、最近は営業期間を縮小傾向にあります。

見ごろのピークを見ていると、だいぶ色が落ちたと感じますが、ピークを見ていない人にとっては十分まだ色が残っていて「きれい」と映るようです。もう渋滞することもありませんし、秋に向けては他の花々が見ごろとなり、いろいろな農産物が収穫され味わうことができます。富良野の短い夏を楽しみたいところです。