ラベンダー園最新リポート（14/07/18）

毎日30℃前後の暑い日が続いています。中富良野・上富良野ではほとんど雨がないため、見頃のピークを維持していますし、日照が十分確保されていることで、色の濃さも例年以上に感じます。

ファーム富田・彩りの畑。見頃のピークを迎えています。17日の道新1面に掲載された航空写真ではポピーがあまり出ていないようでしたが、これだけ赤く見えればオーケーでしょう。

トラディショナルラベンダー畑。手前の早咲きは少し見頃度を落として、ハナモイワは白から青へと変わっています。

ファーム富田・ラベンダーイースト。こちらもピークを迎えており、ラベンダーオイル生産のための専用ハーベスタによる刈り取りがまもなく始まるでしょう。

北星山は19日（土）のラベンダーまつり、花火大会の会場となります。基線と国道は大渋滞が予想され、迂回して町役場周辺の公共スペースに駐車し歩くのがベター。

日の出山は20日（日）の四季彩まつり、花火大会の主会場。富田さん周辺の渋滞とは無縁ですので、キャンプ場側の臨時駐車スペースに停めて歩くかシャトルバスで山頂へ。

再び彩りの畑ですが、この写真のメインは手前のニセアカシア。過去に大風や落雷で形を変えています。急な雨だからとこの木の下での雨宿りは側激の危険があります。この週末は全国的に大気が不安定なようですので、天候の急変に注意して自分の身は自分で守る心構えが必要です。

早咲きは見頃のピークを過ぎ、今後は雨の度に花が黒ずみ見頃度を落としていきます。

遅咲きは見頃のピークを維持しています。暑さのために開花の進行が早い一方で、雨がほとんどないために最初に咲いた花びらの色あせが少ないために、ボリュームのある花穂となっています。

3連休は大渋滞必至です。「まつり」を目的に富良野へ来られる方はそれでいいと思いますが、富田さんにラベンダーを見に行くために富良野に来られる方は、この連休を外すことが最良の渋滞回避策であるとお伝えしなくてはならないことは、なんとも心苦しい限りです。

昨年まではこの連休中の大渋滞を回避する方法を個別具体的に指南してきたわけですが、そもそも駐車場だけでなくトイレにも長蛇の列、通路は前進もままならないというように、富田さん自体がキャパシティをオーバーしているとするなら、渋滞をかいくぐってでもたどり着く意味はあるのかと感じるようになりました。

ラベンダーを見るために富良野を訪れる本質が、癒しを求めるところにあるとすれば、現状の喧騒は対極に位置し、それに拍車をかけるような「まつり」や花火を行うことに何の意味があるのか、今一度立ち止まって考える必要があるのではないでしょうか。

とはいえ可能であれば私も子供を連れて「まつり」を見に行きます。子供には癒しなんて必要ありませんから。