美瑛側からの景観
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最終更新日:2014/04/02
深山峠の観覧車問題
ジェットコースターの路を取り上げる前に、美瑛側からの景観についての考察が甘いという反省がありますので、昨日いくつかの丘をまわって確認してきました。あいにくの風雨で視界が悪く、もちろん十勝岳も見えなかったので方角が曖昧ですが、おおよその見当をつけて撮影し、グーグル地図と照合した結果を紹介します。
まず向かったのが新栄の丘(A)。
左手の林の切れた境目が深山峠の方角のようです。この地点からギリギリ見えるか見えないか。もちろん右側に撮影位置を変えれば点のようには見える可能性はあります。
次に向かったのが三愛の丘。しかしやっぱりと言いますか、道に迷って着いたのが千代田の丘(C)。まあ、とりあえず寄ってみましょう。
反対側は非常に見晴らしはいいですが、こちら側は防風林のみ。まったく見えません。
だいたい見当をつけて走って何とか着いた三愛の丘(B)。たぶん初めて来ました。
目隠しにでもしているのかまったく展望が開けず。目の前の木を伐採すれば見えるかもしれません。
さらに拓真館(D)にも足を伸ばしましたが、沢沿いに立地しているため何も見えません。
07年7月撮影。ここは標高が高いため富良野地域のラベンダー畑より数日見頃が遅れるようです。丘の向こうが深山峠方向。
最後に立ち寄ったのが一番気になっていた四季彩の丘(E)。
やはり防風林があって視界は遮られます。従業員の方にもお聞きしたのですが、ちょっと話題にはしたけど別に関係ないんじゃないって言い方をしていました。
今回の結論。美瑛町南東部の主要景観スポットからの眺望が、観覧車の建設によって著しく損なわれる可能性は低い。美馬牛周辺を車で走っている最中に目に入ることはあるでしょうが、再三述べている通り「景観保護」と「観光振興」を考えたとき、著しくバランスを欠いているとは言えないのではないか、というのが今回の結論です。
次回はいよいよジェットコースターの路について。感情的な反対意見は反対する会へどうぞ。
- 2009年11月2日 東中に残る蒸留施設
- 2008年11月8日 旭川空港で生キャラメル
- 2006年11月9日 ラベンダーの挿し木の方法・その5(移植)
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Comment
BIEIさん、いろいろ貴重な情報ありがとうございます。
入園無料の理由に農地法が関係するという見解は初めて伺いました。ですがそうすると富良野地方唯一の入園料が必要なフラワーランドは農地ではないのでしょうか。
また四季彩でも本当は有料にしたいが旅行会社などの反対にあってできないでいると聞いたことがあります。
非常に興味深いお話しですが、とりあえず話題の論点がずれますのでまた別の機会でお願いしますね。
雨の中ご苦労様です、匿名では何なので名前をBIEIにしました。
美瑛から見て一番邪魔に見えるの新星館の当たりでしょう。美瑛町在住の写真家は静観しているようで、十勝岳をバックに写真を撮るならば全く関係ないと言うところでしょうか。
ブログを見てて見つけたのですが、四季彩の丘もそうですが、花畑が入園無料の理由に、元が農地の為に入園料を取ると農地法に触れる為です。花は農作物とは見なさないからです、ラベンダーが当てはまるかどうかは知りませんが、
ラベンダー以外の花があれば当てはまるかもしれません。