ラベンダー園最新リポート（15/06/19）

いよいよ早咲きラベンダーが色づいてきましたので、今年は早めのリポート開始です。今年はどのくらい早まっているかは6月20日までの日平均気温を用いて改めて求めたいと思います。

上富良野町ファーム富田・ラベンダーイースト。雲の切れ間から朝日が差していい感じ。今年の売店オープンは6月27日（土）となっています。春先は枯れが目立っていましたが、新芽が伸びてリカバリーされています。

イーストの早咲き（濃紫3号）。近くで見るとかなり色づいて見えます。この時期はしゃがんで視線を落として眺めるのをお勧めします。

イーストの遅咲き（おかむらさき）。こちらもよくよく見ると下の方からうっすら色づいています。

本家、中富良野町のファーム富田。このアングルはよく使ってきましたが、置いてある白い車輪の付いた道具の説明をしたことは無かったでしょうか。これは「ブラウ」といって畑土をかやす（ひっくり返す）道具です。かつては馬に引かせていたものと思います。

今年は左側から桃・濃緑・橙・黄金・白・青・赤・緑となります。成否は赤＝ポピー（ひなげし）の花の付き具合と勝手に思っています。

北星山中富良野町営ラベンダー園。ボーダー状に植えられた一年草にケイトウ（鶏頭）が加わったのは初めてでしょうか。品種にもよるかもしれませんが、見頃は7月いっぱいでお盆には枯れてしまうのではと心配してしまいました。

富良野市ぶどうヶ丘公園。以前は道路を隔てて早咲きと遅咲きが植え分けられていましたが、手前側の遅咲きが早咲きに植え替えられていました。

富良野市ハイランドふらの。こちらも遅咲きがメインでしたが一部早咲きに植え替えられています。他のラベンダー畑より遅れることが売りだと思っていましたが、修正が必要なようです。

今回は時間の都合で日の出公園より北側には足を伸ばせませんでしたので、来週はそちらを含めて報告したいと思います。

サイトの更新ができていないことを重ね重ねお詫びいたします。シーズン物のサイトとはいえ、冬の間にほとんど更新できなかったということは、私個人の能力の限界であり、潮時かと感じているところです。

このラベンダー園リポートは、2005年以来ラベンダーシーズンである6月下旬から8月上旬にかけて、毎週金曜の主に早朝、各ラベンダー園を見て回って一度も欠かさずお伝えできたのは、今ではこのサイトの貴重な財産となっています。

10年前は1日中、美瑛から南富良野にかけて、ラベンダーを見て回るのが単純に楽しかったですし、まだ独り身でしたのでそれも許されていたのでしょう。月日は流れ、環境は変化するなかで、毎年同じようにラベンダーシーズンを迎えます。

新しい発見や知見もあり、年によって相違はあるのですが、全体としては毎年同じように咲き、同じように枯れていきます。当たり前のことですし、そもそも農の営みというのはそういうものです。

一方常に新たな情報が求められるのはテレビや雑誌もそうですが、ネットの世界もそうなんだろうと思います。アンテナを張り巡らし、ラベンダー畑はもちろんいろいろな観光施設に足を運ぶことが、情報収集につながり、ここでの発信につながると思うのですが、その時間が取れない、あるいは取ろうとしないというのは、やはり限界に来ているのだろうと思います。

今後のビジョンが見えないまま、今年のリポートを始めますが、久しぶりにラベンダー畑をまわってちょっと元気をもらえた気がします。毎週リポートをお届けすることはお約束するとして、見頃に関すること、富田さんの駐車場が広くなったこと、渋滞に関する情報などはなるべく早くまとめてお伝えしたいと思います。