津軽海峡フェリーの誕生
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飛行機・フェリー
東日本フェリーの旅客事業撤退によって、大間・青森-函館航路を道南自動車フェリーが引き継ぎましたが、この航路名称を津軽海峡フェリーとして再出発することになりました。道南自動車フェリーという、地域・利用者限定的な名称よりは、非常にイメージしやすくなったといえます。
辛口な意見も付け加えさせていただきますが、3月1日付けで名称変更しサイトも立ち上げているにも関わらず、津軽海峡フェリーサイトの中身はゼロ。昨秋の東日本フェリーサイトから道南自動車フェリーサイトへの情報の移行も後手後手でしたから、これは企業体質ともいえますが、この辺の経営的な緩さがどうも散見されます。大間航路の存続も危うい状況には変わりなく、景気低迷の中、地道な経営努力が求められているでしょう。
また高速船「ナッチャン」を繁忙期に限って運航させる計画があることが公表されています。高速船導入前の3社21往復体制から現在は2社16往復と実質的に減便されていますので、このままの本数では繁忙期の需用に応えきれないことは明白です。さらに今年は景気対策の一環で高速道路料金の休日値下げ(上限千円)の政策によって、短距離航路である青函航路の需用がのびることが予想されますのでなおさらでしょう。原油価格も落ち着き、ナッチャンの再チャレンジに期待したいところです。
一方の青函フェリーも新造船「あさかぜ21」を導入し、旅客サービス向上に努めていく姿勢を打ち出しています。貨物船のイメージからの脱却が求められますし、ネット予約システムの導入など、更なる利便性の向上をお願いしたいところです。
サイト内フェリーで向かう北海道も更新しましたが、まだ4月以降未公表のフェリー会社もあり、現時点では新しい情報と古い情報が混在しています。ご了承ください。また高速代千円はフェリー産業に多大な影響を与えると思われます。長距離航路にとってはマイナスに作用するでしょうが、対抗策も打ち出してくるでしょうからこれらのフェリー会社の動向にも注目です。
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