ラベンダー園が入園無料の理由その2
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富良野の話題
その1では表面的に「なぜラベンダー園は無料なのか」を考えてみましたが、今回はもっと深い理由を考えてみます。このことは富良野のラベンダーの栽培の歴史を紐解くとおぼろげながらみえてきます。また特用作物としての使命を終えたラベンダーに観光という新たな命を与えたファーム富田・富田忠雄会長の姿勢が大きく影響しているように思います。
かつてラベンダーは農産物のひとつとして栽培されていました。美瑛の丘の景色が農業生産の現場であるのと同じように富良野にとってラベンダーは観賞目的ではなく、その開花は収穫を意味します。そんな農作業の風景に入園料という概念はそもそも存在しないでしょう。
富田氏はその著書の中で、ラベンダーを生かす道としてサシェ(匂い袋)をお土産として作り始めたことを述べています。おそらくこれが富良野のラベンダー観光の、入園料を取らずとも「食っていく」原点だったのではないでしょうか。大勢の人が押し寄せる中、見ることや写真を撮ることに対する対価を求めるのではなく、あくまで1次産物(加工品なので2次産物か)に対しての対価を求めたことが、今なお入園無料というポリシーにつながっているのでしょう。北海道の開拓農家の誇りをみる思いで頭が下がります。
このことはこれからの富良野観光がどうあるべきかを考えるうえでの基礎たる思想といえるのではないでしょうか。
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