被災者への想い
公開日:
:
その他
東日本大震災の発生から11日が経ちました。その被害の甚大さに言葉を失います。改めて被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々、ご遺族の方々、大切な人を失った方々に心よりお悔やみ申し上げます。また救援活動を続ける方々、復興支援で全国から駆けつけている方々、ボランティアで活動されている方々に最大限の敬意を表します。
東北出身者として、この間ずっと何ができるか自問してきました。ちょうどパソコンの買い替えを検討していましたが丸々義援金にまわすことにしました。買い貯めはしない。いつも以上に節電する。今の私にできることはせいぜいこのくらいです。被災地から遠く離れた北海道での実効性は皆無ですが、それでも被災者を想いながら日々過ごしていることはお伝えしたいですし、それは日本中の、被災された方々に対する共通の想いだと思います。
それと3日ほど前に気づいたのですが、震災直後は減少したアクセス数が増えていてアクセス解析の結果から、フェリーの運航状況の検索をされている方が多いことがわかりました。グーグルでもヤフーでも「フェリー 北海道」と検索するとトップに表示されるようで、手が回らずに更新できないでいましたが、せめて検索された方のお役に立てればという思いから、現在運休している航路が再開するまで毎日更新していこうと決めました。
被災者の避難がこれから本格化していきます。北海道も受け入れ態勢を整えつつある中、富良野地方ではまったくそのような動きが聞こえてこないのは残念です。移住体験の受け入れを積極的に行ってきたはずの富良野市は、その取り組みの浅さが見え隠れしています。
ウチのまわりでも空き家となっている家が点在していますし、公営住宅の中には高齢化や空洞化が進んでいるところがあるとも聞きます。必ずしも生活に便利な土地柄ではありませんが、田舎暮らしをしてきた被災者も大勢いるわけで、もし避難先、移住先として富良野を選ばれる方がいるのであれば、積極的に支援していく姿勢が地方の自治体に求められているのではないでしょうか。
富良野の基幹産業のひとつである観光業に関して、大きな影響が出ることは避けられないでしょう。ホテルの客室稼働率も下がるでしょうから、一時避難先としての活用も考えられていいと思いますし、もちろんそこには行政の支援も必要でしょう。遠く富良野の地で被災者にできることはなにか、地域で知恵を出し合って、その想いを被災者の皆さんに届けることが今求められているのだろうと思います。
- 2011年4月25日 切断面でわかる枯れ具合
- 2010年4月26日 マルシェとカンパーナとついでに花畑
- 2009年4月22日 十勝岳アートビューまもなくオープン
- 2007年4月24日 GWに富良野に咲く花
- 2006年4月30日 富良野−旭山動物園ルート
関連記事

-
-
勝手に富良野安全宣言
今年のゴールデンウイークの曜日配列から、今日はエアポケットのような平日となっています。好天に恵まれた
-
-
脱原発目指す田舎暮らし
タイトルを少し柔らかく変えました。前回はライフラインを中心に今の暮らしを紹介しましたが、今回は目指す
-
-
田舎暮らしの災害対応力
大震災から一月が経過しました。心の中の時計の針は今も止まったままです。安否のわからない方が今なお1万
- PREV
- 被災地への祈り
- NEXT
- 2011年ラベンダー見頃予想1回目