久方ぶりにラベンダーの種を蒔く
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最終更新日:2014/06/19
タネを蒔く
当サイトはタイトルそのままに「富良野」と「ラベンダー」に関する情報の提供を目的に、更新を重ねています。この二つがリンクしている部分と、富良野の話題に関する部分は比較的取り上げてきていますが、ことラベンダーを育てることに関しては、ここ数年記事にしてきませんでした。
理由は単純で、土いじりをしながらの写真撮影は予想以上に大変です。カメラを構える都度に手袋を脱いで、被写体の向こう側に気を遣い、接写が苦手なカメラだとピンボケを繰り返す。気づいたら写真を撮り忘れて最初からやり直しなんてやっていたら何倍も時間がかかってしまいます。
また別の理由として、ラベンダーは一度植えてしまえば基本的にやることとしては、春の施肥と夏の収穫、シーズンを通しての草取りです。記事にするほどのことはしていませんでした。ここ数年は新たな取り組みをする情熱が欠けていたことも否めません。
昨年せっかくNHKさんから電話で取材を受けたのですが、コレといって面白い話題も提供できず悔しい思いをしました。そのときオンエアされたのが、乾燥させたラベンダーの茎を燃やしてお香がわりにするなんて、いくら地域ネタを掘り起こしたかったにしても無理があるでしょう。
今回ラベンダーの播種に取り組むのは、単にラベンダーの種を手に入れたからです。これを手始めに、NHKさんに取り上げてもられるような、ラベンダーの利用法を模索していこうと密かに決意しているところです。
雪解け後に訪れた富良野市のとある観光施設に植えられたラベンダー。枝の長さから早咲きかと思いますが、刈り取りも行われず放置されていたので、先っぽをしごいてお持ち帰り。
両手のひらで揉み込むと中からタネが出てきます。売るわけではないので、この程度の選別で十分です。手にはラベンダーの香りがくっつきます。
市販の種蒔き培養土を用い、288穴セルトレイにバラバラと蒔いて薄く覆土。1穴に5-10粒くらい落ちたはず。あとは水を吸わせ新聞をかぶせビニルで覆う。水分の蒸発を防ぐためです。気温は十分なので外に放置。
以前取り組んだ播種の記事を読み返して、05年、06年、08年と3回挑戦していますが、08年が第二章で終わっている理由を思い出しました。飼っていた鶏がつついてひっくり返し、足で蹴散らしてしまったからです。エゾクロテンに取られてから鶏は飼っていませんのでこの失敗は今回は無いですが、猫4匹という新たな敵がいます。
以前は細かい数字を並べて「実験」していたのを我ながら懐かしく思いましたが、今回はあまり難しいことは考えず、ひと冬越したラベンダーの種が手に入ったので蒔いてみた、というレベルで取り組んでいます。まったく発芽しなかった場合、この記事は打ち止めです。
- 2011年4月25日 切断面でわかる枯れ具合
- 2010年4月26日 マルシェとカンパーナとついでに花畑
- 2009年4月22日 十勝岳アートビューまもなくオープン
- 2007年4月24日 GWに富良野に咲く花
- 2006年4月30日 富良野−旭山動物園ルート
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