*

ラベンダーの挿し木の方法・その5(移植)

公開日: : 挿し木で増やす

今年はまだ富良野(少なくともウチの周辺)では初雪がありません。気温も平年より高い日がここ数日続いています。雪が降ってしまえば庭仕事もあきらめがつくのですが、明るいうちはなんだかんだと外仕事をしています。

ついでというわけではないのですが、今のうちに挿し木をしたラベンダーを植え替えることにしました。

ラベンダーの植え替えは、盛んに生長し気温の高い6?9月は避けた方がいいでしょう。北海道では積雪のある12?3月は植え替えることはできないので、春(4?5月)か秋(10?11月)が適期ということになります。



黒マルチを剥がした状態。一株に見えますがこれで10株くらいあります。このままにしておくとぶつかり合ってしまうので移植します。

植える場所の選定ですが、日当たり、水はけ、風通しのよいのが理想です。中でも水はけが特に重要ですので、粘土質ならば赤玉土などで排水を良くする、高畝にするなどの対策をとった方がいいでしょう。

肥料はとりあえず今は与えません。挿し木を始めてから一度も与えていないことになりますが、来春活着(根づくこと)したら与えることにします。

植える場所は耕しておきます。本来なら土が乾いているときに耕すべきなのですが、この時期はもう乾くことはないので多少無理しています。

ここで問題になるのは植える間隔です。何センチでなければならない、ということはないのですが、農作業道具の一つとして30cm間隔に筋を引く道具を自作しているので、私はとりあえず畝間も株間も30cm間隔で植えることにしています。


まずは30cm四方に植えます。生長に応じて間を抜いて60cm間隔に、最終的には120cm間隔にする予定です(5年くらい後)。最初から120cm間隔で植えてその間に一年草を植えるというのもアリですが、ヒマワリのように背が高くラベンダーが日陰になってしまうものや、ペチュニアのように横に這ってラベンダーを隠してしまう花は不適です。


去年挿し木をして移植した株でやはり30cm間隔です。もう1シーズンはこのままで来秋に間を抜いて60cm間隔にするつもりです。

関連記事

ラベンダーの挿し木の方法・その4(刈る)

挿し木から2ヶ月経過。 根が出ているかは見ただけではわからないので少し引っ張ってみます。動かなけ

記事を読む

ラベンダーの挿し木の方法・その3(水やり)

挿し木から1ヶ月経ちました。その途中経過です。 まだ根は出ていませんが茎の先端が緑になっているの

記事を読む

ラベンダーの挿し木の方法・その1(採取)

2006年最初の研究になります。雪融けから新芽が出てくるまでの約1ヶ月間は、ラベンダーを動かすのにも

記事を読む

緑枝挿しの結果報告

久々のラベンダーネタです。雪融けが進んでウチのラベンダーもボチボチ顔を出してきました。と同時に放置し

記事を読む

ラベンダーの挿し木の方法・その2(挿す)

前回はラベンダーの枝を5-10センチに切って水揚げをしただけです。今回は土におろします。 まず挿し

記事を読む

News

サイトリニューアルを行っております。ご迷惑をおかけしております。
no image
ラベンダー園最新リポート(18/07/13)

2018.07.13

西日本における豪雨による水害で被災された方々にお見舞い申

no image
ラベンダー園最新リポート(17/08/04)

2017.08.04

8月に入り多くのラベンダー畑では見頃を過ぎ、刈り取りを待

no image
ラベンダー園最新リポート(17/07/28)

2017.07.28

ラベンダーシーズンは最終盤を迎えています。7月上旬から中


    • 2005年4月1日カウント開始日:
    • 61今日の訪問者数:
    • 53昨日の訪問者数:
    • 4343440総訪問者数:
  • お名前 (必須)

    メールアドレス (必須)

    メッセージ本文

    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • Pocket
    • follow us in feedly
ページ上部へ戻る