富良野市の花はラベンダーではない!
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最終更新日:2014/04/02
富良野の話題
富良野を代表する花といえば、間違いなく誰もがラベンダーを思い浮かべるでしょう。確かに上富良野町・中富良野町では町花としてラベンダーを指定し、町営のラベンダー園を持ち、ラベンダーまつり(上富良野は改名)を行っています。
では富良野市は?
実は富良野市が指定している市の花はエゾムラサキツツジ(1973年制定)であって、ラベンダーではないのです。はっきりいえば、発祥の地である上富良野町・観光で注目を集めた中富良野町の「おこぼれ」にあずかっているに過ぎません。
多くの人に誤解を与える原因の根本は「富良野市」という名称にあると私は考えています。「ふらの」はどこを指すかで指摘しましたが、「ふらの」が富良野市を指す場合もありますし、中富良野町や上富良野町を含めて指すこともあり、混同している場合が多々あります。「ふらの観光協会」も非常にまぎらわしい名称で、正確には「富良野市観光協会」です。
本年4月にリニューアルしたふらの観光協会サイトは多くの人に誤解を与える構成となっています。広域的な情報と、富良野市のみの情報が特に明記されることもなく混然と掲載されています(意図的か)。
ラベンダーに関する記述も決してオリジナルのものではなく、どこかからの転載ですが、出どころは明らかにしていません。「富良野地方を代表するラベンダーの種類」の記述は明らかにファーム富田会長著書『私のラベンダー物語』からの引用ですが、何の断りもありません。
また、富良野市の花である(はずの)エゾムラサキツツジをサイト内検索すると、驚くなかれ、検索されません。こんなんでいいんでしょうか。
ということで「富良野といえばラベンダー」という表現は正しいといえますが、「富良野市はラベンダーで有名」との表現は、上富良野町民としては、断じて否!と声を大にしたいのであります。
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