ラベンダー復活作戦
公開日:
:
管理作業
ラベンダーの季節まで一月ほどとなりました。ラベンダー園は一面若草色。葉をこすると(ちょっと青くさい)ラベンダーの香りが楽しめます。
管理の行き届いているラベンダー園は今の時期、半球状にこんもりと新芽をまとっています。しかし秋の剪定を怠ったラベンダーはチンチクリンの状態です。
参考 ⇒ ラベンダーの刈り取りは必須事項
株の傷みの激しい区画を潰すつもりで放置していましたが、新芽がついてくると潰せなくなるものです。そこで復活させる努力をすることにしました。
まずは株全体をやさしく撫でてみます。枯れた葉や枝をプチプチと落としながら形を確認します。
それから園芸用ハサミで半球状に刈り込んでいきます。このとき内側に曲がっているものや垂れて接地している部分は元の方からバッサリと落とします。とはいえ調子にのってあまり強く刈り過ぎると枯れることがあるようです。
さっぱりしました。この株の場合、株元からも新芽が確認できるのでそれほど古株ではないようですが、10年を超えるような株の場合はうまく新芽が揃わないかもしれません。
あとはまわりの草を削ります。今まで放置して申し訳ないとたっぷりの肥料を与えるのは厳禁。肥料負けすることがあります。ごく少量を株回りにまけばいいでしょう。
刈り取った枝も捨てずに挿し木に用いれば一挙両得。一株から数十本取れるでしょう。
参照 ⇒ ラベンダーの挿し木の方法
咲く時期は遅れ、必ずしも一斉には花をつけません。また1度だけの剪定ではうまく半球状にまとまらないかもしれません。花が終わったら同様に刈り込み、来年には見応えのある株になることを期待します。
- 2017年5月3日 日の出公園展望台への巡回路
- 2012年5月1日 ラベンダー園最新リポート(12/05/01)
- 2011年5月2日 勝手に富良野安全宣言
- 2009年4月29日 清水山線1年ぶり開通
- 2008年4月29日 桜満開で迎えたGW
関連記事
-
剪定した株としない株
剪定に関する質問をいくつかいただきましたので、剪定した株としなかった株を見比べることでどのような違い
-
ラベンダーの刈り取りは必須事項
例年お盆前後にはすべてのラベンダー園でラベンダーの刈り取りが行われています。基本的には「でめんさん」
-
室内冬越しラベンダー
今年は暖冬で積雪は少ないとはいえ、富良野のラベンダー畑はまだどこも雪に覆われています。それでも確実に
-
<図解付き>ラベンダーの剪定位置
これまで当ブログではラベンダーの刈り込みは絶対にしなさいよ、と口が酸っぱくなるほど強調してきました。
- PREV
- 7月下旬バーゲンチケット・予約は5/21から
- NEXT
- 富良野の有料駐車場