桜満開で迎えたGW
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ラベンダー見頃予想
ゴールデンウイークです。今年は4月に入ってからも高温傾向が続いて、富良野地方でも4月23日頃エゾヤマザクラが開花し、現在満開を迎えています。平年に比べ2週間ほど早く、春の花であるチューリップやスイセンがすでに見頃となっています。
富田さんには団体さんはじめ多くの観光客が訪れています。この一画とハウス内以外には花はありません。
昨年の記事でゴールデンウイークに富良野に咲く花と題してGW期間中には富良野に見るべき花はまったくないことをお伝えしましたが、今年はこのような状況になっています。それだけ猛スピードで春がやってきたといえます。
さて、ラベンダーの見頃について一月ほど前に大胆予想! 今年の見頃はいつ?という記事中で雪融けは早かったけれど見頃の時期は早まらないとお伝えしていました。が、この4月の気温の推移は想定を大きく上回る状況で、今後もこの高温傾向が続くという長期予報もあって、にわかに「早まるかも」という思いにとらわれるようになってきました。
植物は一般的に、積算気温でその生長のスピードを大まかに把握することができます。例えばソメイヨシノなら2月になって500℃、西瓜の収穫は開花から800℃、新年から300℃でスギ花粉が飛散を始めるといった具合。地域や品種、起算日や有効温度の設定などで数値は変わりますが、同一地域で同一品種のデータを見比べた場合、その傾向はおぼろげながらも出てくるでしょう。
根拠もなく「早まる」とか「変わらない」と発言するのは無責任ですので、10年間ラベンダーに関わってきた経験と過去3年間のブログでの記録に、気象庁のデータと照らし合わせて解析し、お伝えできればと考えています。参考になる資料もなく手探りの状態ですが、7月の航空ダイヤなどが確定する5月中旬を目途に何とかまとめたいと思います。
- 2013年10月10日 5本に戻った5本の木
- 2006年10月13日 ラベンダーの冬支度
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