*

ラベンダー園最新リポート(07/08/06)

公開日: : 2007年

8月に入ってからはこれまでの少雨がウソのように、毎日のように雨が降っています。8月1日に東北地方が梅雨明けの発表がありましたが、そのまま梅雨前線が北上して、いわゆる蝦夷梅雨の状態になっているといえます。

東北地方の梅雨明けが1週間ほど遅れたわけですが、この蝦夷梅雨の到来が1週間早ければ、その分見頃の期間は短くなったわけで、29日に行われた上富良野町の四季彩まつりまで何とか見頃を維持していたのはラッキーだったといえます。

毎週金曜にお伝えしてきた最新リポートですが、今回は臨時としていつもは取り上げないラベンダー園を紹介します。前回お伝えしたとおりほとんどのラベンダー園では見頃ではなくなっていますが、今でもラベンダーを楽しむことができる場所がありますのでそちらを紹介します。


見頃が他のラベンダー園より遅れる最大の要因は標高です。雪融けが遅い、平均気温が低いといった理由から下記のラベンダー園は1週間ほど遅れます。


麓郷展望台。ふらのジャム園で管理しています。富良野界隈ではもっとも高いところに位置するため、もっとも遅くまで楽しめます。悪路注意。


中富良野町ベベルイにあるひつじの丘。経営者が代わってから数年、手入れが行き届かずに以前の半分の面積になっています。ラベンダー園というよりジンギスカンの楽しめるキャンプ場。


秋にもラベンダーが楽しめるとして有名なのが麓郷にあるポプリの里。麓郷自体はそれほど標高がないため他のラベンダー園と見ごろはほとんど変わりませんが、濃紫3号(早咲き)を随時刈り取ることで咲く時期を調整するのに成功しています。これを遅咲きと呼ぶのですが遅咲き(おかむらさき)ではありません。

中富良野町の彩香の里でも同じ取り組みをしていて、ここでは2番咲きと呼んでいます。町営ラベンダー園やハイランドふらのでも同様に見頃直前の6月に刈り込んで咲く時期の調整に以前は取り組んでいましたが、失敗が続いて諦めたようです。この失敗の原因は大株(古株)で取り組んでいたことにあります。挿し木をしてから2・3年の若い株を使えば成功するでしょう。

今回は訪ねていませんが南富良野町かなやま湖の鹿越園地も見頃は遅れますが、昨年はまだ十分見頃だったにも関わらず刈り取りが進められていたため今年もいつまで残してくれるかはわかりません。


富田さんでは早咲きの刈り取りはほぼ終了。遅咲きもどんどん刈り取りが進められています。ラバンジンは見頃のピーク。ハウス内では新しいつぼみが上がってきていて年間を通してラベンダーを観賞できるのはここだけです。

関連記事

ラベンダー園最新リポート(07/07/20)

毎週お届けしている最新情報。今回が5回目になります。 遅咲きの開花も進んで今週末が見頃のピークとなり

記事を読む

ラベンダー園最新リポート(07/08/10)

毎週お届けしてきたラベンダー園情報も今回が最後になります。8月に入ってからは雨の日が続いたことで、一

記事を読む

ラベンダー園最新リポート(07/07/13)

遅咲きの開花が始まり、日に日に色を鮮やかにしていきます。毎日見ているとその変化に気づきにくいものです

記事を読む

ラベンダー園最新リポート(07/06/29)

ラベンダー園最新リポート、今年2回目です。 6月を振り返ってみると猛暑と少雨だったといえます。上旬

記事を読む

ラベンダー園最新リポート(07/07/27)

以前のリポートで6月は猛暑と少雨だったと振り返りましたが、7月は暑さこそ一段落しましたが雨の少ない状

記事を読む

News

サイトリニューアルを行っております。ご迷惑をおかけしております。
no image
ラベンダー園最新リポート(18/07/13)

2018.07.13

西日本における豪雨による水害で被災された方々にお見舞い申

no image
ラベンダー園最新リポート(17/08/04)

2017.08.04

8月に入り多くのラベンダー畑では見頃を過ぎ、刈り取りを待

no image
ラベンダー園最新リポート(17/07/28)

2017.07.28

ラベンダーシーズンは最終盤を迎えています。7月上旬から中


    • 2005年4月1日カウント開始日:
    • 57今日の訪問者数:
    • 146昨日の訪問者数:
    • 4346281総訪問者数:
  • お名前 (必須)

    メールアドレス (必須)

    メッセージ本文

    • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • Pocket
    • follow us in feedly
ページ上部へ戻る