フェリーで向かう 北海道
道内と本州を結ぶすべてのフェリー航路を比較しています。自家用車で北海道を移動するためには必ずフェリーを利用することになるので、どの航路を選択するかが問題になります。
多くの航路がネット予約で割引になります。多客期、繁忙期は大変混雑しますので早めの予約が必要です。
必ず各フェリー会社で最新情報をお確かめください。管理人は記載内容に起因する一切の責任は負いません。
北海道と本州を結ぶフェリー運航状況
東日本大震災で見直された存在意義
震災による津波で太平洋側のフェリー埠頭が被害を受け、復旧までに3−4ヶ月を要しましたが、被害の無かった日本海側航路は物資や人員の輸送に大きな役割を果たしました。また被災した港でも旅客航路の復旧前から物資の輸送などを行い、非常時の存在意義が見直されました。
高速道路の割引による影響
09年より景気対策の一環として導入された高速道路料金のETC割引。無料化を唱えた政権が誕生し、完全無料化は断念したものの、かつてに比べて大幅な割引となります。
また10年より社会実験として、道内では道央道の岩見沢以北や道東道全線が無料化されることで、マイカーでの移動が増えると予想されます。
交通機関の中でもっとも影響を受けるであろうフェリー業界。中・長距離航路では利用者減少、短・近距離航路では増加となっています。
中長距離航路では利用者を増やす努力が続けられると思いますが、存続が危ぶまれる航路も出てくるでしょう。今後もフェリー会社の動向に注目です。
多客期の設定に注意
各社通常期とは別に多客期(夏期)料金が設定されています。ラベンダーの見頃時期との関係でいえば、遅咲きの見頃のピークが通常期から多客期へのかわり目です。
- 商船三井フェリー(大洗)
- 多客期:12年7月20日−8月31日(下記期間除く)
- 繁忙期:大洗発=7月27日−8月14日
苫小牧発=8月3日−22日 - 繁忙期:大洗発=7月27日−8月14日
- 新日本海フェリー(舞鶴・敦賀・新潟・秋田)
- 多客期:12年7月1日−9月30日(下記期間除く)
- 繁忙期:12年8月1日−20日
- 太平洋フェリー(名古屋・仙台)
- 多客期:12年7月20日−8月26日(下記期間除く)
- 繁忙期:名古屋発=7月27日−8月15日
苫小牧発=8月3日−19日 - 繁忙期:名古屋発=7月27日−8月15日
多客期の設定のないのは、八戸−苫小牧の川崎近海汽船、青森−函館航路、大洗−苫小牧航路のバイク積載料金などとなっています。
インターネット予約・割引
青函フェリーを除き、すべての航路でオンラインでの予約が可能です。また新日本海フェリーを除き、オンライン予約で10%(一部5%)引きとなりますので、非常に利用価値があります。
青函フェリーはオンライン予約できませんが、サイト上にクーポンがあり印刷して利用できます。
新日本海フェリーはオンライン予約は可能ですが会員登録が必要なうえ割引もありません。
北海道到着時刻に注意
航路の半分は夕方から夜にかけて北海道に到着します。初めて北海道に上陸するなど不安のある方は、1日目は近くに宿の予約をしておく、明るいうちに到着するフェリーを選択するなどの対策を取るのが賢明です。
自動車の長さと料金
積載する車の料金はその長さで決められます。ほとんどの乗用車が5m未満にあてはまりますが、軽自動車など4m未満の乗用車の場合、5m未満車と同一料金設定の航路と4m未満として割安な料金となる航路があります。
バイクは排気量で料金が決まります。その線引きにも多少の違いがあるのでチェックが必要です。
青森まで自走のメリット・デメリット
2等などの旅客運賃に限っていえば、航行距離が短いほど運賃は安いといえますが、車載運賃では必ずしもそうではありません。移動のためのガソリン代や自動車道路料金、運転の疲労を考えれば無理をして青森まで自走し、函館からさらに北上(苫小牧まで約4時間)する場合、労多く益は少ないといえます。
ただし青函航路は航行時間が4時間ほどですから、多客期に長距離フェリーが予約できなかった場合や、そもそも長距離航路が苦手な場合は利用価値があるといえます。
09年にETC割引が実施されたことで、条件によっては高速料金が大幅な割引となります。また今後無料化が実現すれば、北海道へ渡る手段としての高速道路利用は、有力な選択肢のひとつとなるでしょう。


