富良野の香りをお届けします![]()
コモンラベンダー系(別名:イングリッシュ・トゥルー・真正(真性)・アングスティフォリア)
フレンチラベンダーとも呼ばれ、ウサギの耳のような苞葉が特徴です。さまざまなカラーがあり、中には黄色い品種もあります。半耐寒性で暖地では露地でも越冬するそうですが、富良野では越冬できないため栽培されていません。
葉に切れ込みが入ったものが多く、四季咲きの性質があります。耐暑性、耐湿性がある一方、寒さには非常に弱いため富良野では栽培されていません。香りも弱く、あまりラベンダーらしくないラベンダーといえます。
上記のように富良野のラベンダーはスパイカラベンダーグループのコモンラベンダー系に属します。これは1937年(昭和12年)フランスから日本に持ち込まれたラベンダーの種子がコモンラベンダー系であり、その血を受け継いでいるからです。
富良野のラベンダーが属するスパイカラベンダーグループは他のグループとまったく性質が異なり、耐寒性がある一方過湿に弱いという正反対の特徴があります。このサイトではこのグループの栽培を念頭にさまざまな記述をしています。
特用作物として栽培が奨励され、農業試験場や大学の研究機関によって積極的な品種改良が行われました。番号のうたれた数十種類の中から、栽培のし易さ、油糧の多さ、品質のよさなどの条件のもとに選抜され、名前が付けられて普及し、現在に渡って栽培されているのは以下の4種類です。
その名のとおり他の品種より青紫が濃く、早く咲きます。観賞用としてもっとも人気の高い品種です。ドライフラワーやリース材に利用され、花自体よりもつぼみ(正確にはガク)の方が青みが強いので、開花直前がもっとも青紫色が濃くなります。強健な性質で刈り込んでも冬までにもう一度花をつける(二季咲き性)性質が他の品種に比べて強い特徴があります。
富良野の丘をイメージしたネーミングといわれており、花茎、花穂とも長く、香料生産目的のために改良された品種として一番の優等生、もっともラベンダーらしい爽やかな香りと言われています。早咲き3号より1週間程遅れて咲くため遅咲きとも呼ばれます。早咲きに比べて淡い色のため観賞用というよりポプリなどにしてその芳香を楽しむ目的で利用されます。
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| 4種の濃淡が楽しめるファーム富田 |
ガイドブックなどでも上記の4種類が紹介されていますが、富良野地方全体の植えられている比率でいうとオカムラサキ:濃紫3号=7:3といった割合です。ヨウテイとハナモイワはファーム富田でまとまって植えられている以外は、彩香の里や日の出公園などで見本として一部に植えられているだけで、富良野全体でいうと限りなく0といえます。
早咲きと呼ばれるのが濃紫3号で、遅咲きと呼ばれるのがおかむらさきです。ほとんどのラベンダー園ではこの2種類を植えていて、各ラベンダー園での植栽面積が違いますが、公営のラベンダー園(日の出公園・ハイランドふらのなど)は遅咲きの比率が高いようです。
上記4種が北海道で選抜されてきた品種ですが、他にはラバンジンやピンク・ホワイトといった品種が植えられているところもあります。最近では早咲きと遅咲きを掛け合わせたような品種や実生(みしょう・タネから栽培の意)で増やした区画がさまざまな個性を発揮しているところもあります。
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| ラバンジン(グロッソ) | ホワイト(品種名不明) | 実生による栽培 |