富良野の香りをお届けします![]()
やはりこの本を真っ先にお勧めしないわけにはいきません。中富良野町・ファーム富田現会長の著書。これを読めば富良野のラベンダーのすべてがわかります。自身が撮影したカラー写真がたくさん掲載され、ラベンダーの原産地である南仏プロヴァンスの紀行文としても読みごたえがあります。手軽な文庫本ですのでフェリーや列車で読むと富良野への想いが広がります。この本片手にファーム富田を訪れ、運がよければ氏から直接ラベンダーのお話しを聞けるかもしれません。富田氏のラベンダーに対する愛情が溢れるお勧めの一冊。
栽培の仕方が主題ですが、記述や写真で見る限り富良野のラベンダーの品種(この本ではスパイカラベンダーグループ)を前提にしているようで、実際の栽培に大いに参考になります。富良野の写真も随所に使われていて、富良野産のラベンダーを栽培する際にもっとも参考になります。これからラベンダーを育ててみたい方の入門書として最適です。
NHK「趣味の園芸」で取り上げられた内容に即し、ラベンダーを紹介しています。園芸の本らしく栽培が主題で月ごとの管理作業がわかりやすく述べられていますが、様々な品種を均等に扱っているため富良野のラベンダーの品種(この本ではアングスティフォリア系と表記)に関する記述は少なく見受けられます。Q&Aで取り上げている「旅先で入手したラベンダーが枯れた」や「どれが正しい株?」という項目は我が意を得たりという感じです。
栽培の仕方よりも暮らしの中での楽しみ方の提案に重点が置かれています。豊富な写真にわかりやすい図解でいろいろな作品を手作りしてみたくなります。
ただし残念なことに入手困難です。
アロマテラピーの観点からラベンダーを取り上げていて、ラベンダー油の効能について詳しく述べています。ラベンダー精油の効能を求めるには100%天然のものであることが必要で『どんな科学的な分析よりも、実際の栽培者との直接の個人的接触が(中略)いんちきから自分を守るものとなる』と訴えています。ラベンダーに魅せられるのは世界共通のようです。
富田氏の半生を描いた絵本。富良野線を走るノロッコ号(のろっこさん)にラベンダーの妖精(むらさきさん)が昔の出来事を語るというスタイルで、実話をもとに創作されています。
岡崎英生(文)・大社玲子(絵)・富田忠雄(監修・写真)
ラベンダーの故郷、フランス・プロバンス地方での取材をもとに書かれた実用書。非常にマニアックな内容で、挿し木の方法などは富良野では考えられないような方法をとっています。
日本では観賞目的となっているラベンダーを、ラバンジンとともにワールドワイドな視点で商業栽培の観点から解説している点で、今までにない一冊。ただし消化不良を起こす可能性大。